Three Months Journey.

アニメとか漫画とか小説とか、好きなものについて書きます

TVアニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』第1話解説と感想。

毎週書けたらいいなぁと思います。
書けなかったら後ろ指でも差して遊んでください。

 

さて、始まりました約束された神アニメ。僕は1話を十二回ぐらい見返しました。まぁ約束は実際されてないしコケる可能性はあるのでまだまだ安心はできません。なのでどうか支えてくれた嬉しいです。
アニメだけではわかりづらいところや知っといたほうがより楽しめる知識などを紹介できたらいいなと思ってこのブログを書いています。

 

アバンは5月29日の朝から始まります。不可解なノートを見た咲太が首をかしげる映像がここに挟まれるのはアニオリですね。でもモノローグはほぼ原作通り。
そのままOP。映像の解説をしていくとかなりのネタバレなってしまうので今は割愛します。


OPが終わりAパートは図書室のシーンから始まります。まぁ日付自体は覚える必要はありませんが、咲太と麻衣が出会ったのはゴールデンウィーク最終日の5月6日、後日麻衣が「自分が周りに見えていないと気づいたのは4連休の初日」と語っているので5月3日の憲法記念日に麻衣は江ノ島水族館に行ってることになります。原作でもこの日付と曜日は同じで図らずしも今年のカレンダーと一致してます(もしかして今年アニメ化なのは図ったのか?)3日は麻衣が夕方までえのしまにいたので自然に考えて4日以降から野生のバニーガールをやっていて、そして6日に湘南台にある藤沢市総合図書館にてかえでから頼まれた本『王子様のくれた毒リンゴ』著・由比ヶ浜かんな。を探しに来た咲太と出会います。これは架空の本ですがもし円盤が売れて原作が溜まって二期をやることになったならこの名前を覚えておくと「おっ?」となれるかもしれません。気になる方は原作を読みましょう。
少しだけ気になるのは原作では麻衣は決して『巨乳ではない』という設定なのにアニメをみてると「デカくね……?」ってなるところですかね。原作の挿絵の感じを見てもそこまで大きくないように書かれているのですが……。まぁだからなんだという話なんだけど。
順番が前後しますが7日の朝のシーン。咲太のために弁解しておきますが別に咲太は妹と日常的に同衾しているわけではなく、いつものように咲太の起こしに来たかえでがなかなか起きない咲太にしびれを切らして一緒に寝始めたところその重さで咲太が目を冷ました、というシーンです。つまりかえでがお兄ちゃん大好き妹なのが原因です。咲太に非はない。きっと。
そしてかえでがお兄ちゃんが好きすぎるのも実は深い理由がありますが、それはおるすばん妹まで伏せておきます。今言えるのは特に理由もなくお兄ちゃんが大大大好きなテンプレラノベ妹だと侮るなかれということです。お楽しみに。実際咲太には妹に興奮する性癖はまったくありません。多分ストーリーを追っていくと自然にわかっていくと思いますが。

さて、そのあとの登校シーン。咲太の通っている学校は七里ヶ浜高校(作中では峰ヶ原高校という名前に変わってます)なのでマンションの最寄駅である藤沢駅から江ノ電で通学しています。そこで咲太の二人《も》いる友人の一人である国見佑真とバニーガールがえろいっていう話をします。これ絶対周りの女生徒に聞こえてるよな。七里ヶ浜駅で降りて少し歩くともう高校につくので麻衣の話をしているのは校内道路です。人口密度が異常に高いのはほとんどの生徒が江ノ電通学なので必然的に固まってしまうためですね。(そのせいでアニメーターの作業量が大変なことになってますが……)
ここではまだ峰ヶ原高校の生徒全員が麻衣を認識してますが、しかし通学路で彼女に声をかける人は一人もいません。のちの国見から聞く話の通り入学から長い間学校に来なかった有名人という完全に異分子である麻衣に話しかける人はいないことが描写されます。これはハブられているわけではなく麻衣自身が望んでこういう状況を作り出すように行動しているので、いじめというよりはもし仮に麻衣に興味がある生徒がいても気軽に話しかけられないと言った方が正しいですね。僕も流石に自分の学校に堀北真希がいても絶対話しかけないし割とここのシーンはリアルな描写だと思います。同じ学校の生徒ともなると街中で偶然見かけたアイドルに声かけるのとは訳が違いますからね。
そしての登場です。国見の彼女である上里沙希。国見は本当にいいやつなので彼女持ちかよ死ねとか言わないであげてください……あ、上里は割とどうでもいいです。のちにこの子はファインプレーを起こすのですがまぁそれはそれこれはこれ。アニメだけ見てるとわかりづらいですが咲太が疑惑を否定しないせいで上里は本気で咲太を『クラスメイトを病院送りにする危ない奴』だと認識していているだけで別に個人に嫌がらせをしたいわけではなく彼氏を危険な目に合わせないようしている結果、まっすぐなので陰口を言わずに咲太に突っかかってきている状態ですね。まぁそこらへんを国見もわかっているので強く怒ったりしないんでしょう。でももし仮に咲太が本気で上里のことを嫌がって誤解を解こうとしているのに理解を示さなかったらきっと国見は迷わず咲太の味方をします。彼はそういう男です。マジで国見いい男だな目に毒だわ。
「別に国見と上里さんが付き合っているのを邪魔しているつもりはないんだけど」という台詞の通り、咲太は割と二人の関係に気を使ってはいます。ただそれでも突っかれた時に強く反発してしまうのは咲太側の『ある事情』に関係しています。それも今後明らかになっていきますので楽しみにしていてください。

そしてその何日後かはわかりませんが下校時七里ヶ浜駅にて盗撮を防いだ咲太がそのまま麻衣と江ノ電の中で互いの情報交換し、咲太は麻衣を自宅に招きます。ここで咲太が思春期症候群を信じている理由を説明するために自らの胸の傷モンエナって言うなと妹かえでの事情を麻衣に語る。そして部屋を覗きに来たかえでにデリヘルだと勘違いされてしまいます。ここのシーンの人見知りマックスなかえでがめっちゃ可愛いですね。原作だとこの後あいさつもままならなかったのに兄のお客さんである麻衣さん頑張ってお茶を入れて渡しにくるというかえでのひたむきさがわかるシーンがあるのですがカットされてて悲しい。この咲太家での一連のシーンの会話をよく覚えておくとのちのち「うお……」となるかも「どこが」とは言いませんが。ちなみにここ原作だと咲太は常にパンイチです。胸の傷を見せるだけなのに何故ズボンを脱ぐ必要性が……?

そのあとは咲太のバイトのシーン。もちろん名前は変わってますが藤沢のデニーズですね。そこには割と頻繁に女子アナの南條文香が押しかけて来ます。店長っぽい人もうんざりしてる声だったし割と営業妨害だと思うが。南條さんに関しては2話で語ると思うので割愛。

そして咲太のもう一人の友人双葉理央の登場です。僕の推しです。いや種﨑敦美さんの声ハマりすぎでしょ。彼女は一人きりの科学部員なので科学室を私物化してビーカーでコーヒーを作って飲んだり、アルコールランプでスルメを炙って食べたりしてます。薬品の味がしそう。さて、国見との会話でも出て来ていた『牧之原翔子』という名前、重要なので絶対に覚えておきましょう。まぁ会話の流れから察することができると思いますが咲太の昔好きだった女子高生の名前です。そのうち説明があると思うので今はこれくらいにしておきます。

そしてそのあとのシーンで麻衣がいつも利用していたつまり常連のはずの藤沢駅のパン屋に桜島麻衣なんて芸能人はしらないと言われます。(ちなみにここ本当にパン屋がありましたが2015年に閉店してしまい今は別の店が入っています)ここで咲太はある悪い予感が浮かびます。まぁ察せるとは思いますが2話まで伏せますね。そしてお腹をすかせて買い物もできず誰も頼れない麻衣が咲太の家の前で座り込んでいる麻衣にクリームパンを渡す。ここで1話が終わり。


いや、本当に丁寧に作ってくれているなぁと原作ファンとしても喜ばしいところです。絵もいいけれどとにかくキャストの演技が良い。会話劇が主になっているのでベテランが多いのも嬉しい。まだまだ導入部分ですがアニメ勢の反応もなかなか良さげでほっと胸をなで下ろしているところです。
まだまだ始まったばかりですが、どんどん面白くなっていくと思うのでどうかとりあえず『バニーガール先輩編』が終わるであろう3話まで見てください。きっと色々感じてもらえると思います。

では、また2話の放送後に。