Three Months Journey.

アニメのレビューしたり、音楽について書いたり、取り留めのないブログです。

Summer Pocketsをプレイしてくださいというブログ。未プレイ向け。

久々の更新で申し訳ありません。

まぁもろもろ、察してください……。

しかし話題はアニメでもラノベでもなくゲームになります。

先月発売したビジュアルアーツ、keyブランドの最新作、Summer Pocketsがあまりにも素晴らしすぎたのでオススメする記事を書こうと筆をとった訳であります。いや、実際はキーボード打つだけだから筆なんか取らないんだけど。

一応、未プレイや、なんだそのゲーム名前すら知らんぞ、という方に向けた記事になりますのでネタバレは含まれていません。

 

ええ、待ちに待ってましたとも。

ひさびさのフルプライスkeyブランド。そりゃあそうでしょ。

え? まだ買ってない?

まじですか? 夏のうちに急いで買いましょう?

 

さて、まずは作品のあらすじ。

亡くなった祖母の遺品整理のために夏休みを利用して、鳥白島にやってきた主人公の鷹原羽依里。祖母の思い出の品の片付けを手伝いながら、初めて触れる「島の生活」に戸惑いつつも、順応していく。海を見つめる少女と出会った。不思議な蝶を探す少女と出会った。静かな灯台で暮らす少女と出会った。思い出と海賊船を探す少女と出会った。島で新しい仲間が出来た。この夏休みが終わらなければいいのにと、そう思った。

 

物語は主人公が夏休み期間、亡くなってしまった祖母の家に訪れるところから始まります。そこは小さな島で、いつも過ごしている都会とは全く異なる環境。そこで初めて会う同年代の少年少女と仲良くなりながらおもいおもいの夏休みを過ごしていく。というものです。

まずBGMといい演出といい夏の雰囲気を味合わせるのがうますぎる。僕は子供の頃毎年のように夏休みに母方の田舎に遊びに行っていたこと思い出しました。そういうノスタルジーな雰囲気にふけるあまりテキストを送ることも一瞬忘れてしまう始末。ここらへんはさすが今もなお愛されるAIRを作ったkeyというべきでしょうか。

 

さてSummer Pockets、結論から言わせてもらうと「素晴らしいゲーム」です。

いや、もうこれはゲームじゃなくて『素晴らしい夏休み』といえるでしょう。

ギャルゲーというよりも体感的には『ぼくのなつやすみ』に近いような気もしました。

プレイしていくうちに主人公である鷹原羽衣里の視点を通じて、僕は確かにもう僕の人生には二度と訪れることのない『夏休み』を体験しました。

でもそれは「もう俺はこんな楽しいことは体験できないのか……」という悲壮感ではなく、本当に素敵な夏休みの息遣いみたいなものを確かに"今"の自分が感じました。

ネタバレになるので詳しくは言えませんが、その不思議な没入感すらこの作品のテーマの一つになってます。

君も早く買ってプレイしよう。さぁ、夏のうちに!

 

ネタバレを含めない感想で一番声を大にして主張したいのは「これこそ王道key作品である」ということです。

テンポのいいクスッとくる会話劇、
可愛いけどどこかちょっとおかしなヒロインたち、
攻略できないくせに魅力的すぎるサブヒロイン、
やけにホモくさいけどめっちゃいいやつな男ども、
そいつらがやらかす自分もそこにいたいとさえ思えるどんちゃん騒ぎ、
「いやこれ美少女ゲームだよな……?」と心配になるぐらいの男キャラの掘り下げ、
そこかしこに散りばめられた「どこまで考えてあるんだよ」と突っ込みたくなる伏線、
そしてなにより、最初はヒロインそれぞれの個人的なもののはずだった個別ルートを読み進めていくうちにいつの間にか世界を見渡すように壮大になっていくシナリオ。
そういう「keyらしさ」みたいなものがこれでもかと押し込められた作品です。

 

keyが大好きな人はもちろん、そうじゃなくても『入り口』としてとても優れた作品に仕上がってると思います。
前作のRewriteももちろん素晴らしい作品ではあるけれど少しややこしくて難解すぎるストーリー故、少し人に勧めるのを躊躇ってしまう作品でしたが、このサマポケはそんな心配のない、素直にまっすぐ心の中に届いてきてくれる作品に仕上がってると思いました。

そうだよ。こういうのでいいんだよこういうので。

僕自身、あんまり頭が良くないので「これは……どういうことだ……?」と考えながらプレイしちゃうと感動すべきポイントで置いていかれちゃったりするので……。

でもだからといって物語が単調で薄い訳ではないのです。

後述しますが、シナリオに散りばめられていたピースが自分の頭の中でガッチリハマったその瞬間にとめどなく流れ始める大量の涙……そんなkeyらしさはバッチリ残っている……いやもしかしたらパワーアップすらしてるかもしれない。

 

この作品の大きなテーマとして、さっきから何度も言ってますが「夏休み」というものがあります。

プロローグで主人公はヒロインに「今まで一番楽しかった夏休みはいつ?」と聞きます。しかしそれはヒロインに投げかけていると同時にプレイヤーである僕たちに投げかけているものであるように感じました。

みなさんの中で【その夏】がとっさに出てこなかったとしても、この作品を追いかけているうちにその夏の匂いや手触りを強くフラッシュバックさせる、そしてそれは追体験であり、同時に初体験でもあるのです。

いや、その「なにいってんだこいつ」って目で見ないで……お願い……やればわかるから!!

とにかくその【プレイヤーが実際体験してきた夏】そのものがこの作品を楽しむための鍵となっているのです。……keyなだけに。

「あの頃の夏休みはよかったなぁ」という人も、「夏休みなんて暑いだけで楽しくもない」と思っていた人も、この作品はそんなあなたの【記憶】すらシナリオに生かしてきます。まじです。本当に恐ろしい子

 

でも、そんなこと言ってもkeyなんてあんまり知らないし、ギャルゲーとかやったことないし、まだ半信半疑だし、フルプライスだし、そんなほいほい買えるものじゃないよ……って人に朗報です。現在体験版がリリースされてます!

体験版では物語のプロローグと少しの共通ルートが楽しめます。

体験版と侮るかもしれませんがこれだけでも結構ボリュームがあります。数時間は遊べます、タダで。

しかもこの作品の魅力もちゃーんとプロローグに詰まってます。

まずはその体験版を最後まで遊んでいただきOPを見た瞬間、大概の人は「あ、買うわ……」となるはずのでそこから先は頑張ってどうにかお金を工面してしてください。

後悔は、させません。

体験版は下の公式ホームページから探せますのでどうぞ。

 

key.visualarts.gr.jp

 

 

体験版の"公式"実況プレイ動画も上がっています。こちらも非常に面白い動画になってるので体験版と並行してやってもいいと思います。

www.nicovideo.jp

 

 

 

次回更新は(おそらく)ネタバレありのプレイ済み向けの感想記事になると思います。でも考察とかはできないタチなのでそこらへんは期待しないでいただけると。

では長々とお付き合いありがとうございました。